話を聞く技術、メイド

 いつ、何が知りたくて買ったのか分からないけど、昨日読み終わった本のリストです。

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「話を聞く技術!」(永江朗/新潮社/2005/10/15)



 ずっとp107まで読んで、止まったままでした。p108から最後まで一気に読みました。

 どのインタビューも面白かったけど、河合隼雄さんが一番印象的でした。
 長年、カウンセリングをされてきた方が、「忠告や助言に意味はない」と断定していたからです。聞くことが重要性だそう。

 内容を理解しながら聞くことは、精神力を消耗する。集中できるのは50分が限度という。
 「自分の基準と比較して、相手の話に点数をつける」という聞き方をすれば、アドバイスしたくなる。そういう聞き方なら、50分以上話しても疲れないと思う。相手が変わっても、自分がすることは変わらない。同じことの繰り返しだから、疲れないのだと思う。むしろ元気になる。カウンセリングを受けている状態になる。「だから、おごらないと部下がお酒に付き合わない」という意味なのだと、わたしは受け取りました。

 どのインタビュアーも、相手との接点を探すために、会う前に下調べする。
 話が始まったら、自分が本当に関心を持てる話題で共感する。
 どんな話が引き出せるかは、相手によって変わる。
 だから、「常に自分自身で勝負するしかない」と揃って語っているところが、とても印象的だった。

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「図解 メイド」(池上良太/新紀元社/2006/4/25)



 わたしは、有閑が美徳の西洋貴族には憧れないなあ。辛そうなんだもの。

 貴族がトップにいる点は別にして、大勢で暮らす場合、分担することになる。
 生き物の世話は、赤ん坊でも、老人でも、ペットでも、大人でも手間がかかる。食事や洗濯など肉体労働が多い。相手が病人なら、必要なことは増える。危険も増す。

 分業している場合、職務以外の仕事は他人がしてくれる。職業という感じになる。実際、勤めるのは大きな屋敷。
 兼業している場合、全てをこなさなければならない。主婦代行という感じになる。実際、勤めるのは小さな屋敷。

 大きな屋敷の場合、「パン屋や食堂、ハウスキーピング、クリーニング」を各家庭が自前で持っていたと考えたら、分かりやすいと思う。

 小間使いは、大きな屋敷にしかいない。分業しているから求められる仕事。
 食事や掃除、洗濯などの専門性の高い仕事はしない。女主人の身の周りの世話しかしない。ファッションセンスや会話のセンスは問われるけれど、基本的に、若い間しか勤められない。
 ファッション関連の仕事は、そんな感じかもしれない。長く続けるためには、特別な何かが求められる。

 学校や会社が一般的でなかったころは、「家」に就職するしかなかったのだと思う。
 実際、工業ができたことで、使用人は減っている。

 読み終わって、「家」から学校や会社に代わっても、問われる問題は変わっていないような気がしました。

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