箱書き

 プロットを考えたけど、全然駄目。三角関係を中心に据えては、未来の設定が生かされていない。
 でもどうしたらいいのか分からない。とりあえず記録として残しておこう。

 節子を虚弱体質にしたら?
 それでもやっぱり無理だろう。
 三角関係を書くなら現代でいい。

 内容に関係なく、身体が資本の世界を中核に持ってこられるとわたしは救われない。
 そこに書き辛さがあるのかもしれない。
 管理する職員としてデスクワークをするくらいしか、保護区で生きる方法はない。
 そういった面が含まれないから空々しく感じられるのかもしれない。

<登場人物>
真島 節子(まじま せつこ)主人公。
真島 小春(まじま こはる)節子の母親。給食係。
日野 志郎(ひの しろう)節子の義兄弟。
立花 愛美(たちばな あゆみ)節子の同級生。
立花 美江(たちばな みえ)愛美の母。置屋の主。

<01渡り:節子視点>
起:渡りが芸を見せに来る。
 太鼓の音ではじめよう。
承:節子が楽屋に酒を届けるように頼まれる。
2:酒を運ぶ節子と日野が出会う。一緒に行くことになる。
3:楽屋で渡りの男と出会う。男は酔っている。
4:男が節子を渡りに誘う。一番面白いのは渡りの暮らしだと断言する。
5:日野が自由区のことを訪ねる。男は借金のために動けなくなった人の話をして脅す。
転:渡りの女が入ってきて、子どもをからかうなと叱る。保護区で暮らせるならその方がいいと断言する。折り目正しい生き方と褒める。
結:楽屋を出た日野は、節子に自由区行きを宣言する。節子は「会えなくなるの?」と悲しむ。日野は自分が先に行って暮らしを立てるから、安心してくればいいと節子に語る。節子は日野の言葉に戸惑いながらもうなずく。

<02愛美の暮らし:愛美視点>
起:愛美が昼寝して、夢を見ている。愛美は夢と現実を漂って生きている。
承:母親がやってきて、愛美に小言をいう。愛美は小言を無視して再び寝ようとする。母親がかんしゃくを起こす。
2:客が現れ、間に入る。お金を払って愛美の時間を買い取ってやる。母親が出ていく。
3:客は愛美を腕枕で寝かしてやる。「可愛い子だ。将来が楽しみだ。離したくない。寮なんて窮屈なところに行かないで、このままここにいたらいい。おじさんが上客になってやろう」と愛撫しながら誘う。
4:愛美は「あたしはこんなことろにいたくない」と文句を言う。「寮に入りたいのか?」と聞かれて、「ここ以外ならどこでもいい。ここの暮らしにはうんざり。でもわたしには迎えは来ないんだって」と投げやりに言う。出生証明さえあれば誰でも入れることを教える。
5:愛美は起き上がり、あたりを家捜しする。男も手伝ってやる。しかし見つからない。
転:男が帰るので、母親のところへ顔を出しに行く。すると母親が紙を見ている。男の出現に慌てて隠す。
結:男と母が玄関に行った後、愛美がこっそり紙を見る。自分の出生届だった。

<03日野の旅立ち:節子視点>
起:節子が弁当を作っている。握り飯?
承:母親が節子を探しに来る。弁当作りを目撃して、節子が日野を好きだと気づく。
2:母親が日野の本当の両親の話をする。でも日野は両親に頼らないつもりでいる。大人からの自立を目指している。
3:母親が節子に、日野を好きなのか聞く。節子は分からないと答える。お前も一度は外に出てみるといい。楽園生まれの楽園育ちでは、不都合もあるだろう。などと語りかける。さあ、仕上げてしまうと弁当作りを手伝う。
4:節子は、将来は料理をしたいと語る。母は、お前ならきっと大丈夫と節子を励ます。
5:バスを待つ日野の元へ、節子がかけてくる。
転:日野に弁当を渡す。「これ食べて」とだけいう。しかし持っていけないと言われてしまう。日野はその場で開いて食べる。美味しいと言ってくれる。
結:「必ず成功して迎え入れるから、自由区に出てくるんだぞ」と念押しして別れる。

<04節子の旅立ち:節子視点>
起:最後の晩餐を楽しんでいる。
承:みんなからここに戻るように進められる。
2:節子はどうしたらいいのか分からない。「まだ決めてない」とだけ答える。
3:母は「卒寮さえすればいつでも戻れるのだから、難しく考える必要はない。行きたいと思ったら行けばいい。行き先よりまずは卒寮」とアドバイスする。
4:「こんな働き者はいないから、きっと大丈夫」と周りが褒める。節子は照れながら喜ぶ。
5:宴会が終わって、母と一緒に片付けをする。日野からメールが届く。おめでとうと待っているというメッセージ。
転:母にお休みを言う節子。日野の元へ行こうと思っていることを伝える。母は「行ってみればいい。わたしはいつまででもここで待っているから」と答える。
結:「卒寮して必ず行くから」と布団の中から日野に返信する。

<05愛美の旅立ち:愛美視点>
起:愛美が荷造りしている。胸元から出生届けを出して眺める。また荷造りする。
承:母親が入ってきて、愛美を問い詰める。愛美は「関係ない」と逆らう。
2:「ここまで育てた恩を忘れて出ていくのか」と怒鳴られる。「あんたが勝手に生んだんだ。あたしは知らないね」と言い返して取っ組み合いのけんかになる。
3:物音を聞きつけて客が来る。二人を引き話して止めに入る。客は「一生に一度、すべての子どもに与えられた権利だ。邪魔したと分かれば罰せられるのは親のあんただ。行かしてやりなよ」と親をなだめる。
4:「お前みたいな怠け者が、折り目正しい保護区の暮らしになじめるはずがない。寮生活だってすぐに逃げ出すに決まっている。試すだけ無駄だよ。ここでわたしのために働けばいいんだ」と聞かない。
5:「あたしは誰にも縛られたくない。自由に暮らしたいんだ。自由になるならなんでもやるさ」と言い返す。
転:「いいだろう。そこまで言うなら行けばいい。その代わり、二度とこの家には入れない。覚悟しな」と立ち去る。
結:客が寮行きのバスの通り道まで送ると言う。振り返らず真っすぐ歩きだす。

<06節子と愛美の出会い:節子視点>
起:朝、迎えのバスに乗る節子。母たちと別れの挨拶をする。
承:田舎から都会へ景色が変わっていく。ここの描写を丁寧にする。
2:街に入ったところで、愛美がバスを止める。出生証明証を見せて「乗せろ」と迫る。男の口添えでなんとか乗ることができる。節子は、愛美と教官のやり取りを窓から見ていた。愛美と目が合い、ドキッとする節子。
3:バスに乗り込んだ愛美は空いている席に座る。節子は愛美の後ろ姿を眺める。
4:寮に着いた節子は、自分の部屋に入って荷物をほどく。机の上に写真を飾る。
5:そこへ愛美が入ってきて、写真のことを訪ねる。「好きなの?」と聞かれて答えに詰まる節子。
転:日野から節子にテレビ電話が鳴る。愛美が入り込んで、自分をアピールする。
結:日野が承諾したので、節子は日野のアドレスを愛美に教える。

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ここが最初の分岐点。
日野と愛美をどう合わせるか。
やっぱり直接会う方がいいのでは?
寮内で会う?
1歳違いにしようか?
節子と愛美が親しくなって、節子から日野に頼む方がいい?
今のプロットだといきなり始まって終わる感じがする。発展する部分が少ない?
三年間の寮生活の描写が足りない。
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<07寮生活:節子視点>
起:日野にメールを送って、ベッドから起き出す節子。
承:朝食の準備に取り掛かる節子。朝はごはんとみそ汁とつけもの。
2:全員がそろって食事を始める。愛美も食事に現れる。節子は配膳があるのでみんなが食べてから食べる。
3:せっけん工場が動き出す。植物栽培チーム、原料製造チーム、製造チーム、梱包チームなどに分かれて働いている。
4:昼休みに寮の外に出て海を眺める節子。町の方を見て、日野のことを思う。
5:そこへ愛美がやってくる。「世界はこんなに広いのに、敷地から出られないなんて何て不自由なんだろう」と愚痴を言う。
転:メールの着信が響く。愛美の携帯が鳴っている。楽しげに話しだす愛美。
結:節子が日野に電話する。しかし通話中でつながらない。

<08愛美の逃亡:愛美視点>
起:自由のない暮らしにイライラしている。窓の外を眺めて出たいと思っている。
承:節子と出会って話をする。寮の暮らしは、保護区より自由だと言われて、卒寮の資格は要らないと決心する。
2:荷物をまとめる愛美に対して、教官は選択の権利は本人にあると何も言わない。
3:節子は自分の話のせいだと気にして、「たった2年じゃない」と説得するが、「2年も無駄に我慢したくない」と言い返される。
4:清算手続きをして、保護区で暮らせないことなどを確認されて許可が下りる。卒寮してないのでお金は降りない。
5:電話しながら歩き出す愛美。
転:公園で待っていると日野ややってくる。「迷惑だったかしら?」と聞く愛美。黙って愛美の荷物を持つ日野。
結:手をつないで二人で歩きだす日野と愛美。

<09節子の選択:節子視点>
起:2年後、卒寮式を控えて最終試験を受ける節子。結果は合格。
承:節子が日野に電話する。なかなかつながらない。メールを打つことにする。しかし返信がこない。
2:母親から電話がかかってきて、合格を祝ってくれる。保護区に戻ってくるのか聞かれるが、返事に詰まる。
3:卒寮式を迎える。講堂に集まって式典が始まる。
4:保護区で待つ両親のことを思う。
5:日野のことを思う。
転:渡りが恋の歌を演奏にする。日野が好きだとはっきり自覚する。白黒つけるため自由区に行くことを決心する。
結:荷物を持って歩き出す。

<10再会:節子視点(三角関係)>
起:住所を頼りに日野の家に行く。
承:すると愛美が出てきて節子を迎える。日野は仕事でいない。
2:愛美は節子の訪問を歓迎する。変化を喜ぶ。ここに暮らすつもりなのかと尋ねる。節子は日野さえ良ければと答える。「あんたがいいなら暮らせばいい」と答える愛美。
3:仕事から日野が帰ってくる。節子の訪問に戸惑う日野。気を利かせて愛美は外に出かけようとする。引きとめる日野。しかし、愛美は外に出ていく。
4:窓の外から音楽が聞こえてくる。(愛美が渡りの音楽を聞いている)
5:試験の話など関係ないことを話し続けて、日野に語らせない節子。
転:しかし、とうとうはっきり「ごめん、節子と一緒には暮らせない」と謝る日野。
結:「信じていたのに」と泣き出す節子。

<11愛美の選択:愛美視点>
起:渡りが道で音楽を披露している。愛美が一番前で聞いている。
承:演奏が終わってお金を集める渡りたち。「お嬢さん、毎日飽きずに来るね。俺が気にいったなら、ついてくるかい?」と誘われる。「それも悪くないね」と応じる愛美。
2:「それじゃあ、ちょっと踊ってみな」と演奏を始める。愛美が踊りだす。人が集まりだす。
3:騒ぎを聞きつけて日野が様子を見に来る。踊り狂う愛美を見て、息をのむ日野と節子。
4:拍手とともに小銭が投げ入れられる。愛美と男が抱き合って喜ぶ。
5:日野が、愛美と男の間に入り込んで仲を裂く。しかし、二人はすっかり意気投合して盛り上がっている。
転:「わたしはこの男と一緒に行くよ」と日野に宣言する。日野が引きとめるけど、愛美はまったく聞かない。
結:追いかけようとする日野を節子が引きとめる。周囲の人たちも引き止める。「あいつはオレがいなくては生きていけない」と抵抗するけどどうにもならない。

<12節子の告白:節子視点>
起:家に戻る日野と節子。
承:節子が夕飯の支度をする。
2:日野に進めるが食べようとしない。怒って一人で食べ始める節子。「なによ、なによ、さっきからなんなのよ。あんな女に振り回されて仕舞には捨てられて、情けないったらない。いつまでも愚図愚図していたらいい。そんな志郎兄さんは嫌いよ。先に行ってわたしを迎えてくれると言った兄さんはどこに行ってしまったの!」と怒りだす。
3:「心変わりを責めるのか」と問えば、「責めはしない。でも自分が情けなくって嫌になっちゃう。どうして会わせたりしたんだろう。どうして何も気づかなかったんだろう。疑わないでいよう、信じよう、なんて真実を知るのが怖かっただけなのね。こんなことになってもまだ兄さんが好きで仕方がない。どうしてなんだろう」
4:「渡りについて行ったのは一度や二度じゃない。でも今日みたいに踊ったのは初めてのことだ。あんなに楽しそうなあいつを見たのは初めてだ。今度こそ本当に行ってしまうかもしれない。ここへは二度と戻らないかもしれない」
5:「一緒に保護区に帰りましょう。渡りになったなら、そのうちわたしたちの村にも回ってくるわ。二人で待っていましょう」
転:「こんなオレでいいのか?」と問いかける日野に、「あなたがいいの」と答える節子。
結:保護区に戻る決心をする節子と日野。

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後半は展開に無理がある。
最初は心中する話にしようと思ったけれど、主人公が変わってしまうのでやめた。
しかし、無理矢理ハッピーエンドにもっていっても不自然。

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